interview
インタビュー
子どもたちに
美味しい給食を届けたい
専門職
佐久間 香菜
Sakuma Kana
公立学校事業所
インタビュー
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入社の経緯
給食会社で主に就活をしていた際に、ほとんどの会社で調理作業があることを踏まえて、和洋中その他幅広く調理出来る学校給食の調理が楽しそうという考えと、記憶の中に残る“給食”と言えば学校だという考えがあったため、学校給食を扱っている給食会社に絞って就活を進めました。
また、フジ産業にした理由はいくつかありますが、その中で、説明会や面接時に“美味しい給食を子どもたちのために”というのを強調して話していたのが印象的で、私も子どもの頃の給食はどれも美味しかったなと思い出し、その思いに共感したのと、話を聞いた際の会社の雰囲気が良かったので、フジ産業への入社を決めました。
当時は内定式後、月に1回、入社前研修があり、社内の方と関わるため、仕事の話を聞きやすく、働くイメージも着きやすかったなと思います。 -
現在の仕事
現在は、中学校の給食現場に勤務しています。
学校では、献立作成や発注業務等は自治体の栄養士職員が行っているため、調理業務を主に行っています。調理業務を行うにあたって、自治体・会社・事業所のルールを踏まえた調理工程の確認や提案、最終的な仕上がりの確認を事前の打ち合わせで行っています。
職場での立場では、調理員として、栄養士職員からの要望に沿った調理を行うこと、副主任として、上司と後輩やパートさんの間に立って、指示や確認を行うことをしています。
やりがいとしては、すれ違う生徒さんや職員さんから「美味しかった」と言われるのが嬉しいです。また、生徒さんの職場体験が給食室である時は、終了時に「こんなに大変だったなんて、残さないように食べます」などを話してくれたこともあり、やっていて良かったなと思うとともに、これからもそう思ってもらえるように誠実に仕事をしていきます。 -
将来の展望
現在、入社時から同じ事業所に勤務しています。その分、自治体のルールや、事業所の設備に沿ったルールや道具の配置など、余裕を持って覚えることができ、今では上司に信頼をしてもらい、確認をとった上で自分の考えや判断で仕事を進められています。
これまで、上司や後輩が異動で入れ替わることがほとんどだったため、引き継ぎの際は他の事業所から来た人に説明して合わせてもらうことがほとんどでした。今後、今の事業所で責任者になるとしても、他の事業所に異動するとしても、お互いに合わせていけるような人間性を持って、信頼しあって仕事が進めやすい職場づくりをしていきたいと思います。 -
わたしの働き方
●7:00~始業・検収・下処理・切裁作業
食品は当日分が毎朝納品されるため、検収作業を行ってから各作業に移ります。
●9:00~朝礼・調理作業
栄養士職員、パートさんと朝礼を行い、調理工程・アレルギー対応を確認・共有します。
●~12:00調理作業・配缶作業
調理したら献立ごとに食缶に計量をして各クラスの台車に載せていきます。
●12:30~休憩
●13:30~洗浄作業・残菜確認・片付け
回収した台車から食器・食缶・器具等に分けて洗浄を行います。
●15:00~書類作業・翌日の打ち合わせ
自治体で決められた書類を仕上げて提出します。また、会社からの事務作業もこの時に行います。
翌日の作業を社員間で共有して、備えます。
●16:00終業
※1年単位の変形労働時間制を適用
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将来の目標
会社や栄養士職員から信頼される栄養士
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就職活動を進めるうえで、学生へのメッセージ
学校給食での主な業務は調理作業です。調理師、栄養士、管理栄養士であってもです。また、一人で調理するのではなく、事業所全員で一日分の献立を仕上げて片付ける、というのが毎日の仕事になるので、協調性や思いやりの心が大切になってきます。一人でも働く人が変われば雰囲気も変わっていくものなので、何年経っても人との関わり方は難しく、学びがあります。
給食会社は沢山ありますが、どの業態でどの資格を持った人がどのような仕事をするのか、を調べると実際の働くイメージが出来て、入社後のギャップを少しは減らせていけるのではないでしょうか?
わたしの休日
普段は体力仕事なので、家でゆっくりと過ごすことが多いです。
ディズニーが好きなので、ごくたまにパークに行ったり、パーク外のポップアップに行ったりします。特にダッフィーがお気に入りで、シーには子供の頃からよく行くのですが、海外ディズニーに挑戦したくて3月に香港まで行ってきました。
また、昨年の夏休みにはイギリスに行ってきました。8月は有給を使ってまとまった休みがとれるのが学校給食の利点だなと思います。